【映画】アイス・プリンセス

2005年のディズニー作品で劇場未公開の「アイス・プリンセス」を、出張帰りの新幹線でHuluから見ました。ハーバードへの進学を夢見る物理オタクの女子高校生が、論文のテーマにフィギュアスケートの回転の分析を取り上げます。そして、いつの間にか自身のスケートの才能を見いだされて、本格的に協議を始め…というストーリーです。

フィギュアスケートを競技として続けるには親の資金とコミットが必要だということはよく知られていますが、「結局は、親の夢を子どもに押し付けていないか」という問題提起をコミカルかつハートフルに描いています。ありふれすぎて安っぽい展開ではありますが、エンディングでは思わず感情移入させられてしまいます。このあたりは、さすがにディズニーですね。

主人公を演じるミシェル・トラクテンバーグは、ドラマ「バフィー~恋する十字架~」にも出演していますが、表情や意志の強さを感じさせるところがハマり役です。ダーティな元選手という設定のコーチ役には、「Sex and the City」でサマンサを演じるキム・キャトラルトーニャ・ハーディングを思わせるキャラクターですが、いかにもサマンサというイメージなので違和感なく見られます。

また、大会の実況の中で「序盤の失敗からここまで挽回したのは、92年の伊藤みどり以来」というコメントがあって、日本人にとっては懐かしいですね。

http://disney-studio.jp/product/index.jsp?cid=667