【ダイニングバー】王子ホワイトフォックス

東京・王子に隠れ家のようなバーがあるという情報を聞き、以前から興味を持っていました。フランスで修行して蓼科の「バラクラ・イングリッシュガーデン」の料理長として来日したイギリス出身のトレバー・ブライス氏が開いたお店です。テーブルとカウンターで20席ほどの小さな店内ですが、センスのある内装で心地よい空間に仕立てられています。

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入店したのが17:15だったのですが、ディナータイムが17:30からとのことでランチメニューから「クリームチーズムースと大根のピクルス 海苔と松の実添え」を選び、バス・ペールエールを飲みながら待っていることに。すぐに時間になったので、「ミズダコと山菜 柑橘系のオリーブオイルソース」「ブルーチーズのリゾットコロッケ スパイシーサルサディップ添え」「牛フィレの炙り ワサビソルト風味 新じゃが添え」をオーダーしました。

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「ミズダコ~」はオレンジ風味のドレッシングが鮮烈で、「リゾット」はブルーチーズが効いているもののそれほどくせの強さは感じません。そして「牛フィレ~」はマスタード味噌、柚子胡椒バター、ブルーチーズのディップソースをお好みで。付け合せのじゃがいもは白ワインソースがかけられていて、これがまた絶品です。2杯めは僕がスプリッツァーで、妻はステラ・アルトワでした。

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そして締めにはチーズとデザートを。チーズは牛乳のブルーチーズでしたが、くるみのペーストとはちみつを合わせてクラッカーに乗せると、とてもまろやかな風味になります。デザートは「ダークチョコレートと くるみのデリス スパイスオレンジ添え」。ヨーロピアンな印象の一皿で、チョコレートがふわっと口の中で一瞬にして溶けてゆきます。ディジェスティフには僕がアマレットのロック、妻は甘口のデザートワイン・ソーテルヌをいただきました。

これで12,000円ほどなので料金的にはかなりお高めですが、それだけ払っても損をした気にはまったくならない充実ぶりです。ワインリストも豊富なので、ぜひまた訪れてみようと思っています。