【大分-徳島】落ち着かないゲーム

一言で表現すれば、落ち着きのないゲームだった。大分トリニータ徳島ヴォルティスもボールが収まるポイントがないため、バタバタした展開に。中盤のカットが目立ったのは守備が良かったというよりも、攻撃の連携ができていなかったためだろう。点が入るのは、おそらく守備側のミスによるものではないかと思われた。

そして得点は徳島のクリアミスから。キムの突破に寄せた徳島DFのクリアがポストに当たったところを、東が詰めてシュートを突き刺した。先週のU-21の合宿を負傷で辞退していたのだが、ここに来て復調しているようだ。来週の合宿には再度選出されているので、しっかりアピールしたいところだ。

大分 1-0 柏(得点:東)

<GK>清水:6.5(ファインセーブ連発)
<DF>藤田:6(地味にカバー)、菊地:6(積極的な守備)、池田:5.5(サイド対応にやや難)
<MF>土岐田:5.5(守備の意識高い)、宮沢:6(ポジショニングに冴え)、姜:4.5(受け手の選択が悪い)、内田:5.5(クロス精度欠く)
<FW>キム:6(パスNGもアタッカーとして機能)、チェ:5.5(調子は上向き)、河原:5.5(持ち過ぎの感あり)
<SUB>東:6.5(貴重なゴール)、益山:評価なし、梅田:評価なし
※下川、チャン、松原、森島は出場せず
<監督>皇甫官:6(守備重視の戦術は無難)

それにしても気になるのは姜のプレーだ。相手に詰められる前にパスを出すのはよいが、受け手の方が自分よりも相手にマークされているようなところへパスを出す選択をしてしまう。そしてパススピードも遅く、ピンチを招いている。ボールを失うのが姜ではないので目立たないが、皇甫官は気がついているのだろうか。