【フリンジ】シーズン2はシンプルに

いよいよ明日からスーパードラマTVで、シーズン1のプレミア放送が始まる「Fringe」。非主流科学を題材に謎の巨大コングロマリット「マッシブ・ダイナミック」がからむ展開はおもしろいのですが、どことどこがどうからむのか、何が伏線なのかもよくわからなくなるほど複雑な点がマイナスでした。

ところが、シーズン2では一話完結性が高まり、ひとつのテーマで話が進んでいくのでシンプルでわかりやすくなりました。ウォルターとピーターのビショップ親子は妙に小奇麗になってしまい、アストリッドは急に老け込むという変化も感じます。オリビアはシーズン2の冒頭で大変なことになるのですが、その後の展開にも興味は惹かれます。そして一番の変化は、「LOST」で謎のメッセンジャー的なマシュー役のランス・レディックが演じるブロイルズ捜査官が、現場で活躍するシーンが増えたことでしょうか。

LOSTにしてもHEROESにしても、話が複雑で風呂敷を広げ過ぎたために週1回ドラマを見ただけでは理解不能になるという本末転倒な状況でした。その意味でも、今アメリカのドラマが向かっていると言われている「一話完結」は、歓迎したいところですね。セカンドシーズンの6巻と7巻が一昨日にレンタル開始だったのですが、僕は昨日2本借りて一気に見てしまいました。8巻以降も楽しみです。

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