【韓国-日本】本気のドロー

ゲームのほとんどを携帯電話のワンセグで見ていたので、細かいところはわからないが、緊迫感と意地は十分に伝わってきた。アウェイの韓国で、ジャッジは完璧にホーム寄り。ピッチ状態もテクニックに勝る日本には不利な環境だった。そんな中でのスコアレスドローという結果は、評価すべきだろう。

大分サポーターの僕としては、GK西川周作の起用にも注目した。ハイボールの処理を中心にところどころ不安定なところもあり、飛び出しでは持ち味を発揮するあたりは、いかにも普段通りの西川だった。そして金崎夢生も終盤に登場。ゲームに十分に入り込む時間はなかったが、彼らしい前への意識は見せてくれた。ふたりともザッケローニの信頼を得るまでには至っていないはずなので、油断せずにアピールし続けて欲しいところだ。

それにしても気になるのは、JFAの政治力だ。アウェイだから止むを得ないと言えばそれまでだが、あのハンドを見逃すような主審の起用は問題だろう。そして、昨日行われたAFCのU-19選手権準々決勝での中国-北朝鮮、韓国-日本というドローも、開催国の中国に明らかに有利に作用している。独断専行の犬飼氏を外してFIFAで実績のある小倉氏を会長に据えたのだから、もう少し存在感を示してもらおう。