僕はそれほど思い入れが強いわけではないのですが、ＨＭＶの渋谷店が昨日で閉店しました。1990年にオープンして以来、渋谷というサブカルの拠点で文化を発信してきたことは事実なので、大きなエポックなのでしょう。昨日は常連客が深夜まで店に留まり、スタッフも最後は涙を流す模様がマスコミで取り上げられていました。
友人のひとりは閉店後のステージで歌ったという話もあり、まるで「宴の後」とでも言うべき出来事だったように思います。ここにはスタジオもあって、僕がよく聴いていたピストン西沢と秀島史香のJ-waveのプログラム「グルーブライン」の放送も、ここから行われていたんですよね。
実は僕も前日の土曜日に渋谷店を訪れ、チャットモンチーのアルバムを購入していました。ちょうどＡＫＢ４８のイベントがあったようで、「（もう満員で）3階には入れません」というプラカードを持った店員がエスカレーター前で誘導していました。これを見ても集客力が落ちたわけではないと思うのですが、ソフトとしてのＣＤ販売自体の落ち込みは如実に影響しているのでしょうね。正直なところ僕はタワーレコード派なので、閉店はあまり大きな問題ではないのですが…
