【日本-デンマーク】大風呂敷の意味

岡田監督の掲げた「ベスト4」という目標。誰の目から見ても大言壮語、マスコミ向けの目標のように見受けられた。しかし、ここまで来た時点で考えてみると、選手に達成感を与えないための布石だったのだと理解できる。ドイツ大会では、ワールドカップ出場を達成した選手には、明らかに達成感があった。今回は、まだ終わりではない感じがチームから漂っているではないか。

デンマークオルセン監督は、普段通りのサッカーで勝てると考えていたはずだ。本田と遠藤という二人のプレースキッカーについて、十分なスカウティングはしていなかったのだろう。GKソーレンセンのポジショニング、飛ぶ方向、キッカーの予測は的外れだった。それはGKの責任ではなく、ナショナルチームの体制が間違っていたのだ。

次はパラグアイ。勝てない相手ではない。フランスとイタリアが姿を消し、地元アフリカ勢も流れには乗っていない。いつものワールドカップとは違う何かが、そこにはある。