【新型インフルエンザ】海外旅行は悪か

新型インフルエンザも、だいぶ峠は越えたような印象があります。最近もいくつか発症例が見られますが、米国帰りが多いですね。ただ、この事実だけを見て「こんな時期に海外旅行するから」と考えるのは早計ではないでしょうか。

東京の保健所では、感染者の発生しているメキシコ、米国、カナダや神戸市の特定の一部、大阪府の特定の市に行ったか、あるいは感染者に濃厚接触していなければ、新型の検査すらしないようです。大阪や神戸に行ったかどうかなんて、いくらでも偽れますから、海外渡航者の感染例が目につくのも当然かなと思います。帰国時に健康調査票を提出しているだけに、渡航していないとは言い難いですからね。

それに、日本人が海外に出て行くばかりではなく、海外から日本への旅行者も数多く存在します。海外旅行しなければ、国内感染が防げるわけではないですね。そんな中で海外旅行を会社が禁じたり、ネットで妄信的に非難しているのを見聞きするにつれ、まだ日本では海外旅行を特別なものとしてとらえている人が多いことにあらためて驚かされます。