【海外旅行】パリの憂鬱

7月のパリは日が長く、朝から晩まで時間を有効に使える。美術館、フリーマーケット北アフリカ料理、カフェ、野外ジャズフェスと2泊ながら十分に楽しむことができた。だけど、この街にはほんとに気分が憂鬱になってしまう落とし穴がある。それは、「お釣り」だ。例えば、ジャズフェスティバルの入場料は3ユーロだったのだが、5ユーロ紙幣を出したら拒否されてしまったのだ。結局、小銭がないことを説明してどうにかお釣りをもらえたのだが、5ユーロでもこれだから、高額紙幣では何も買えないと思ったほうがよさそうだ。

ただ、いいこともあった。日本でも人気のサロン・ド・テ「アンジェリーナ」で食事したときに、21.15ユーロの勘定なのに、僕の手元にあったのは10ユーロ札3枚と10セント硬貨、1セント硬貨が1枚ずつ。30ユーロを手に肩をすくめると、それまで無表情だったウェイトレスがにっこり笑って10ユーロ札2枚と10セント硬貨だけをつまみ上げた。僕は海外でも若く見られるので、貧乏学生と思われたのかもしれないね・・・