【EURO08】決勝トーナメントへ

スイスとオーストリアが共催しているサッカーの欧州選手権EURO2008は予選を終え、ベスト8が出揃いました。今回最大の注目が集まった「死のグループ」Cは、意外にもオランダの攻撃陣が大爆発して3戦全勝で1位通過。イタリアがフランスとのサバイバルマッチを制して2位通過しました。フランスは結局1分2敗。アンリが故障明けだったこともあって攻撃陣がまったくかみ合わず、イタリア戦ではリベリーが序盤で負傷退場と、踏んだり蹴ったりの状況でした。「ジダン以降」のプレイメイカーの不在が、顕著に出てしまったと言えるでしょう。

オランダはスナイデルロッベンファンペルシーといった前線のタレントが見事に結果を出し、守備もファンデルサールを中心に機能しています。現時点で有力な優勝候補の一角にまで、台頭してきました。前評判の高かったドイツはグループBの2位となり、グループAで実力を見せ付けたポルトガルと今日深夜(明日早朝)に対戦します。僕は個人のスキルに依存するポルトガルサッカーは好きではないのですが、ドイツのフィジカル勝負も同様。ここの勝者が決勝に進む可能性は高いだけに、興味は惹かれます。

またグループDのスペインは、オランダ同様に予選リーグ最終戦で控えメンバーを出場させながらも3戦全勝と層の厚さを誇ります。フェルナンド・トーレスとビジャが絶好調の上、控えFWのグイサも結果を残しており、攻撃陣の破壊力は抜群。オランダとスペインの準決勝を、ぜひ見たいもの。この両国のサッカーはどちらも魅力的なので、どちらが勝っても決勝では応援するつもりです!