【bjリーグ】オフェンス崩壊のアパッチ

有明コロシアム高松ファイブアローズを迎えた東京アパッチ。序盤からお互いが激しいディフェンスというか、オフェンスのリズムが作れないままロースコアな展開になりました。東京はヘリコがまったく機能せず、結局フリースローによる1点のみという散々な状況で、青木康平もまったくいいところがありません。城宝もニック・デービスも調子が出ない中、イー・ジョンジュンの2本の3Pとディーン・ブラウンの地味ながら堅実なプレーで逆転して2Qを終えます。

しかし、ここまで互角にゲームを作れたのは、ディフェンスが機能していたから。1Qと2Qではどちらのチームも20点を越えない展開でしたが、それは東京が岩佐やダレンにうまくプレイタイムを与えた結果だったように思います。ところが3Qの頭にまだ調子の出ない康平と仲摩を引っ張りすぎ、やっと出てきた城宝がターンオーバーと最悪のループに陥ってしまいました。仲摩も城宝もブラウンも、集中を欠いた不用意なパスやドリブルでターンオーバーを食らってはダメですね。東京にはよくある「3Qの大崩れ」をまたも演出してしまったことが、今日の73-94という大敗の要因でした。

不可解な判定も目につきましたが、それはレフェリーがデビッド・ロウだとわかった時点で見えていたこと。3Qの油断はヘッドコーチにも選手にも、共通していたと思います。ただ、オフェンスを立て直して4つのQを平均して乗り切れるゲームプランさえできれば、チーム力にそれほど大きな差はないはずです。明日に期待しましょう…