【ホリデイ】ちょっと素敵な休暇

キャメロン・ディアスジュード・ロウら主演キャストの設定はセレブっぽさを感じますが、現実的な目線で地味な描き方をしているので、身近に起こりうるストーリーのように感じられます。イギリス・ロンドン郊外とアメリカ・LAの対比、ハリウッドへのオマージュなどが散りばめられた展開は深みがあり、決しておとぎ話にしない真実味を感じました。

休暇中にお互いの家を交換する「ホーム・エクスチェンジ」が物語の鍵となっている以外に目新しさはないし、あっと言うようなどんでん返しも起きないけれど、こんな休日が過ごせたら素敵だろうなと思える作品でした。キャメロンとケイト・ウィンスレットがそれぞれ異国で心惹かれる男性にめぐり合うという設定ですが、ケイトがLAで出会う老脚本家の存在がアクセントになっていたように思います。

作品中でレンタルビデオ店の客としてダスティン・ホフマンが登場したときは、思わず笑ってしまいました。総合評価としては、なかなか上質なドラマだったと思います。

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