【映画】グリーン・ホーネット

これもJALの機内で見た作品です。製作総指揮と脚本にも名を連ねる主演のセス・ローゲンはB級感満載の役どころで、一昔前ならジョン・トラボルタがはまりそうな感じです。そんなグリーン・ホーネットを支えるパートナーの「カトー」は上海出身の日本人という設定ながら、演じているのは台湾人のジェイ・チョウ。しかもグリーン・ホーネットことブレット・リードに「上海で生まれた」と言うと、その返事は「そうか、日本は大好きだ」なのでアジアという設定なら何でもよかったのでしょうね。

金をかけたB級映画とも呼べるし、金のかけ方に失敗したハリウッド大作とも言えます。そんな中でも極めつけなのが、キャメロン・ディアスの使い方。ロマンスに積極的にからむわけでもなく、美女なのか知性派アシスタントなのか、かなり中途半端ですね。「ナイト&デイ」では魅力たっぷりに見せてくれただけに、この作品での不完全燃焼さが目立ってしまっています。

テンポがあるので、見ていて飽きるということはないけれど、もっと何かを期待しているうちに終わってしまったという印象があります。シリーズ化してもよさそうなので、もっとキャメロンをフィーチャーして、お笑い度を下げてくれればと思います。ついでに、日本を正しく理解できるようなストーリーにして欲しいですね。

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