【アイスホッケー】西武-High1@東伏見

イメージ 1

アイスホッケー・アジアリーグの開幕戦には行けなかったので、これが今季の初観戦になりました。東京・東伏見ダイドードリンコ・アイスアリーナは、西武プリンスラビッツの応援団がかつては企業応援団風だったものが、今季はだいぶサッカーのサポーターを意識したものに変わっており、雰囲気が違っています。今日の対戦相手は韓国のHigh1(ハイワン・昨季までのカンウォンランド)を迎えての国際試合なので、国歌の演奏もあります。

お互い3試合めながら、これまで2戦して2勝と好調なチーム同士。その勢いやチーム状況が存分に発揮されたゲームでした。立ち上がりからHigh1がラビッツのペナルティを活かして攻め込みますが、ラビッツはゴーリー菊地の堅守でゴールを割らせません。逆にラビッツは、2人少ない状況をしのいだ直後の2メン・アドバンテージから、パーピックがゴール前で体を張って今のゴールを演出します。

さらに2ピリには、ゴールクリーズ裏から展開したパックをDF川口が合わせて2点目。そして、左45度からコースを狙い済まして体を投げ出すようにして打った鈴木貴人のショットが決まり、3-0とラビッツがリードします。これで大勢は決まったかと思いきや、3ピリにHigh1がパワープレイから4分、6分と連続得点で1点差に。ラビッツは守る時間が長く、1点目は2分近く続いた2人少ない状況をしのいだ直後でした。ここからのゲームは、High1は追い上げムードで勢いに乗り、一方のラビッツも尻に火がついて攻めに転じたために、切り替えの早いとても面白い展開になりました。

結局3ピリ17分に山口が僕の目の前、ゴール右45度からミドルショットを決めて突き放し、最後は1分以上に及ぶHigh1の6人攻撃をしのいで今がエンプティネットにとどめを突き刺してラビッツの快勝でした。時計が止まる時間も少なく、過度に荒れた場面もごく短いもので、試合のスリリングさを楽しめました。ラビッツは菊地尚哉の堅い守備と、佐藤翔・河合・田中といった若手~中堅の台頭が目立ちました。高齢化が気になっていたチームの世代交代は、思った以上に順調に進んでいるのかもしれません。