【大分-横浜M】シャムスカに失望

これほどまでに、何の修正もできない監督だとは思わなかった。次こそは次こそはと思い続けきたが、もう限界だ。シャムスカは何のためにどんな練習をしているのか? あまりにも、成長がなさすぎる。戦力が十分でないとか、ケガ人が多いとか、U20代表に3人招集されたとか、そんなことは言い訳にはならない。なぜならチームがチームとして機能していないからだ。いくつかの例を挙げて検証してみよう。

セルジーニョの使い方
後半から「トップにボールを収めるため」に高松を投入したが、それでは先発したセルジーニョの役割はなんだったのか。高松はベストコンディションではないため90分フルには使えないのだが、だからこそセルジーニョの役割を明確にすべきではないか。ポストにもなっていないし、裏を狙ってもいないのでは意味がわからない。

オフサイドが取れず、セットプレーで集中できないDF
1点目は三木の完全なミスだし、2点目もゴール前はガラ空きだった。セットプレーからの失点が多すぎる。それ以上に、流れの中で点が取れないのはDFの責任でもある。オフサイドトラップをかけられるレベルにないため深く守るから、どうしてもFWとの距離が間延びする。いわゆる「コンパクトなサッカー」の対極にあるのだ。

③西山の持ち過ぎ→ターンオーバー
トップにボールを収めるなら、深いDFラインから高松にロングフィードを供給するばよいはず。高松を入れてもボランチからビルドアップしようとするから西山とジュニオールマラニョンのところで出しどころがなくなってボールを失う。はっきり言って今日のダブルボランチではビルドアップは任せられないのだから、とにかくサイドかトップにボールを当てて、ボランチはサポートに徹すればよかった。

これらは、ここ数試合まったく同じことの繰り返しだ。アウグストや高松の回復を待つだけなら、シャムスカに高い金を払っている意味はない。とにかく今日は彼に失望したし、大分にとって救いのないゲームだった。