【bjリーグ】埼玉-東京・救世主デミオン

年末年始で1週間のブレイクをはさんだbjリーグ東京アパッチはアウェイの所沢で埼玉ブロンコスとの一戦でした。ここまで6連敗で、7位埼玉に1ゲーム差まで迫られた東京としては、何が何でも負けるわけにはいかないゲームです。

ロースコアの滑り出しから2Q終了時点で10点差をつけられたものの、3Qにひっくり返し、また追いつかれてオーバータイムへ。残り13秒、2点リードでハンフリーがファウルアウトし、トニーエルの2Pで追いつかれてダブルオーバータイム突入です。終始埼玉がリードする展開ながら、最後の最後にマイケルが奇跡的な3Pを決めて逆転。そのままファウルゲームに来た埼玉を、仲西がフリースロー2本決めて96-99で振り切りました。

この日は青木康平が序盤で足首をひねったような場面があり、トニー・ジョーンズもことごとくショットを外して波に乗れません。33点取ったハンフリー以上に、クラッチシューターぶりを発揮したのは、今日から合流したデミオン・ベイカーでした。去年も在籍していた彼は、アパッチに欠けていたインサイドでの勝負を見せ、そしてここぞという苦しい場面で決めてくれました。

試合終了後の晴れやかな選手の顔を十分堪能する間もなく、連れの車をすでに本来のクローズ時間を過ぎた駐車場から出すために会場を後にしたのが、ちょっと心残りでした。