【大分-鹿島】久々のホームで快勝

九州石油ドームの芝メンテという事情はあったにせよ、3戦連続アウェイの後に熊本のホームゲーム、そしてアウェイという「プチ・死のロード」がようやく終わったトリニータ。久しぶりの大分のピッチで、その彼らのホームシックは癒えたようだ。

鹿島の出来が悪すぎた上に、不調の深井を残してハーフタイムに3枚替えという迷采配をパウロ・アウトゥオリがみせてくれたおかげで、終始危なげない展開。しかし、モチベーションの差は明らかで、A代表入りが噂される高松を中心とした3トップをカウンター気味に使う戦術もはまった。

<GK>西川:6(危ない飛び出しもあった)
<DF>深谷:5.5(フィードが雑)、三木:6.5(早めのチェックが奏功)、上本:6(スピードある深井をよく抑えた)
<MF>梅田:5.5(地味ながら無難な内容)、エジミウソン:6(闘志戻った)、西山:6.5(無理に攻めにからまず、中盤の守備をきっちりこなす)、根本:6(守備で貢献)、山崎:6.5(飛び出し冴え、鹿島のDFラインを迷わせた)
<FW>高松:6.5(好調を維持)、松橋:6.5(スピード効いた)
<SUB>高橋:5.5(前線で動いたことは評価)、内村:評価なし、ラファエル:評価なし
※下川、藤田、増田、プラチニは出場せず
<監督>シャムスカ:6.5(攻撃を3人に任せて、うまくバランス取った)

28,000集めたホームでの勝利は大きい。できれば天皇杯では増田やラファエルらの来季テストを行いながら、無理せずにリーグ戦での結果を追ってほしい。今日はこの後、梅崎率いるU-19のアジアユース北朝鮮戦にも注目だ。