【ボランティア】炊き出し@上野公園

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会社のボランティア・イベントで、「セカンド・ハーベスト・ジャパン」というNPO団体が毎週上野公園で行っているホームレスの人たちへの炊き出しに参加してきました。この団体は、企業や個人から放っておけば捨てられてしまう食料の寄付を受け、必要な人たちに届ける活動をしています。

ホームレスへの炊き出しということで、自分の中で迷いもありました。公園を不法に占有している人たちを支援することが、果たして正しいものかと。だけど、こうして食料援助しなければホームレスの問題がなくなるかといえばそんなことはないと思い、まずは状況を正確に見つめるためにも参加することに意義があると考えたのです。

暑くもなく寒くもない好天に恵まれ、僕の会社からも8名が参加しました。別の場所でボランティアが調理した食料を、科学博物館前で配給することが今日の僕たちの仕事でした。僕は、どんぶりめしの上にポテトサラダをスクープしてのせる担当。ホームレスも慣れたもので、しょうゆ味がいいとか、ミックスベジタブルはいらないとか、自分なりにカスタマイズします。それでも食べ物を手にしたときの彼らの表情は、表面的ではないうれしそうな笑顔がありました。ホームレスの人ってもっと恐いとか、表情に乏しいような気がしたんだけど、全然そんなことはなかったです。

配給部隊は僕たちのほかは外国人で、英語と日本語が乱れ飛ぶ「職場」でした。アメリカでも活動したことがあるという若い女の子は、日本のホームレスはアメリカのホームレスより人懐っこいって言ってました。僕の会社のメンバーはボランティア初体験の人が多かったけど、みんな達成感を味わっていたみたいなので、第1回の試みとしては成功だったかな… 継続が、これからの課題です。