先日、ランチの後にタリーズでマロン・ラテを飲んで、適度な甘さとクラッシュした栗の食感に満足したんだけど、その日にタリーズのホールディングカンパニーであるフードエックス・グローブの株式を「お～いお茶」の伊藤園が買収したころが発表されて驚いた。
タリーズはまともとシアトル発祥のカフェチェーンだけど、松田公太社長がそのビジネスに惚れこんで、ベンチャーとして日本での営業権を取得したという話が有名です。若い松田氏の回りに集まった若いパワーのビジネスとして、実業界でも注目されていたしね。そんなフードエックスだけど、数年前から緑茶カフェ「クーツ」も展開していて、先日シアトルに逆輸出して海外出店をスタートさせたことには注目していました。
でも、結局その緑茶ビジネスが功を奏したのか、あるいはそれを狙った新規ビジネスだったのかはわからないけど、伊藤園が51％を取得して筆頭株主になるなんて意外でした。タリーズのお店は、当初からサンドウィッチなどの軽食に力を入れたり、禁煙のスタバとの差別化で喫煙コーナーを設置したり、そして何よりスタッフの肩肘張らないサービスが特徴的。伊藤園傘下に入って今と同じであり続けることはないと思うので、どう変わるか楽しみな反面、もともと持っていた良さが消えてしまうであろうことが残念です。
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