【日本-オーストラリア】前半レビュー

1-0とリードして終えた前半。守備ではかなり危ないシーンがあったが、どうにか耐え切った。前半を見た限りでのMVPは、間違いなく福西だ。中盤の守備でボールを奪取し、サイドに引き出されることなく中央を固めたかと思えば、アレックスが調子に乗って中へ中へ入ってきた左サイドのサポートまで。

柳沢と高原の2トップも、先制の場面でのキーパーへのブロックもよかったが、カウンターから2人だけでもチャンスが作れるところは、実に頼もしい。駒野の重心の低いディフェンスと加地に劣らない上下動も、冴えていた。

中村俊輔は厳しいマークを受けながらも、チャンスにからんでいる。それに対して、ヒデはパスの感覚が狂っているようだ。ヒデがあの状況では、小野のマルタ戦の状態を考えれば、ヒデに代えて稲本か遠藤という選択肢が順当ではないだろうか。3バックは交代が難しいので、なんとかしてもらわないと困る。その意味では宮本が不用意にもらったイエローカードが致命傷にならないことを祈ろう。

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