【bjプレーオフ】アパッチ敗れる

bjリーグファーストイヤーのプレーオフセミファイナル2試合が東京の有明コロシアムで行われました。観客は5,000人を超えたようで、リーグとしてはまずまず成功といえる集客ではなかったでしょうか。今日のゲームのキーワードは「ファール」だったように思います。

第1試合は、大阪エヴェッサ仙台89ersの一戦。序盤、アウトサイドが得意という印象の仙台・上山が積極的にカットインし、確実にスリーポイントを決める大阪と互角に渡り合います。それでも2Q終盤~3Qにかけては、地力にまさる大阪がリードを広げる展開に。終盤に仙台が猛追し、大阪は主軸のロティックとワシントンが相次いでファールアウト。最後は3点差まで追い上げた仙台が上山がスリーを狙ったものの、リングに弾かれて大阪が勝ちを収めました。仙台はフリースローがもっと決まっていれば、勝てた試合でした。

第2試合は、2Qまで東京アパッチ新潟アルビレックスがお互い一歩も引かない一進一退の展開。しかし、東京は1Q序盤に得点源ハンフリーが立て続けにファールを取られ、長い時間使いにくい状況になっていたことがジャブのように効いてきます。さらに一時は10点以上つけられた差を東京が縮めにかかるそのタイミングで、デミオン・ベーカーが痛いオフェンス・ファールを連発。流れを切ってしまいます。結局、終盤プレーが粗くなった東京はそのまま敗れてしまいました。

仙台、大阪、新潟と遠方からも多くのブースターが詰めかけて応援コールを響かせていたのに比べ、東京はホームアリーナながらブースターのまとまりがなかったのが残念です。僕も含めて、レギュラーシーズンよりは声が出ていましたが、来季は何か思い切った仕掛けの必要性を感じた一日でした。