【欧州サッカー】大黒IN/小野OUT

フランス2部のグルノーブルに移籍した大黒が、あの持ち前の天然キャラ丸出しながら、しっかりとフランス語でスピーチをこなしていたことに感動した。オーナーが日本企業でGMが日本人ではあるけれど、決してそれだけの移籍じゃない。フランスリーグは華麗なパスワークが勝負だから、大黒にとってもレベルアップの機会だし、日本代表にもきっと効果は大きいはず。松井大輔に続いて、1部昇格のキーマンとして活躍して欲しいよ。

一方、小野伸二フェイエノールトから浦和に復帰することになりそうだ。最初にこのニュースを聞いたときには「なんで今、帰ってきちゃうんだ。もっと上を目指せばいいのに」って思った。だけど、自分が転職を考えるときも、決して会社の規模や格、自分に対する評価だけで決めるわけじゃない。その会社への思いや労働条件、オフィスの場所やビジネスカジュアルかどうかなど、いろいろなことを秤にかける。一度辞めた会社でも、外資に買われて迷走していれば「自分の力を貸せないか」なんて思ったりもする。だとすれば、小野が浦和で出場機会を得て、2部まで経験したチームをリーグ優勝させようとするのなら、それは立派な目標じゃないか。そう思えるようになったんだ。

活躍の場が日本だけじゃないことが、どんどん一般的になってきたことは素晴らしいよね。僕も、もう少し後に生まれていたら、どんな人生を歩んだんだろう・・・ ともあれ、大黒も小野もそれぞれの夢に向かって頑張って欲しい!