【ドラマ】フォールアウト シーズン2

すっかり前のシーズンの展開を忘れていたが、見始めると少しずつ思い出してきて、何となく記憶がつながってゆく。第6話ではルロイ・アンダーソン作曲の「シンコペーテッド・クロック」が流れたことが、妙に懐かしかった。そして個人的にはマイケル・エマーゾンの起用も意外だったが、それよりもコミカルではなく精悍なクメイル・ナイジアニの登場こそが衝撃的なシーズンでもあった。

クメイル演じるザンダー・ハークネスが、児童労働をさせている工場で掟に従ってアボミネーションに対処しようとするところで、同行していたマキシマスにあっけなくやられてしまう。もっとクメイルの活躍を見たかったところだが、ゲストという扱いであれば、まあ仕方ないところだろう。

ゲームを原作としているだけに、物語の大きなゴールとは別にサブクエスト的な小ネタがたっぷりと盛り込まれていて、そのオチが結構面白かったりする。そして、この物語の世界のような秩序が失われた社会では、自分の身をどう守るかが一番重要になる。そのためには策略や裏切りも必要になる局面がある。

RPGやアクションゲームでも、ゲームオーバーにならないようにすることがクリアの大前提。自分の身を守った上で初めてミッションを達成できるということは、現実社会でも同じことだ。日本のような治安のよい社会では忘れがちになるが、生命の歴史から見ても明らかなように、自己防衛本能は必然的に備わっているものなのだ。