【NFL】スーパーボウルLVI

56回目のスーパーボウルはLAラムズシンシナティ・ベンガルズの対戦。ベンガルズがリードして終盤を迎えるも、残り2分を切ってのTDパスが決まり、ラムズが地元で勝利を収めた。この試合で決まったTDはすべてパスによるもので、ランプレーからのTDがなかったことは、僕にとっては少し物足りない印象だった。ただ、そのパスの精度やキャッチの技術は素晴らしく、スピード感にあふれていたところはさすがにスーパーボウルだ。

今回はNHKではなく、DAZNが配信。ハーフタイムショーはリアルタイムの英語実況でしか見られない設定だったが、YouTubeでは配信されている。Dr.Dreを中心に、エミネムやメアリーJブライジ、ケンドリック・ラマーらが出演したショーは、ショーとしての完成度も高く、グラウンドに設置されたステージも凝ったものだった。ただ、メアリーJブライジは声が辛そうで、さすがに51歳となっては往年のパフォーマンと同じものを期待するわけにもいかないのだろう。ある意味、やり過ぎ感すら残るハーフタイムショーだった。

Dr.Dreのソフィスティケートされた世界観に彩られていたとはいえ、やはり本質はヒップッホップ。TD後のパフォーマンスも、サッカーや野球に近いものを感じさせるノリになっている。アメリカンフットボールでここまで黒人が活躍し、視聴者層も広がった証だと思うのだが、これも時代の変遷を感じさせる。