【スーパーボウル】パッカーズ逃げ切り

2011年のスーパーボウルも、見どころの多いワクワクドキドキの展開となりました。グリーンベイ・パッカーズがロジャースからネルソンへのタッチダウンパスで先制すると、コリンズのインターセプトリターンで14-0に。さすがにインターセプト後のプレーでは守備のプロではない選手のディフェンスなので、ピッツバーグ・スティーラーズは意外なほどにあっさりコリンズの独走を許してしまいました。

さらに、スティーラーズのターンオーバーから21-3になった時点で、勢いは完全にパッカーズでした。RBスタークスやWRネルソンといった若手が、持ち味を十分に発揮していましたね。ところが、スティーラーズもRBメンデンホールを活かした攻撃で流れを呼び込むと、4Qにはシーソーゲームに。

スティーラーズの2ポイントコンバージョンが成功して、一時は3点差にまで迫りますが、最後はどうにかパッカーズが逃げ切りました。MVPはQBロジャースでしたが、3つのターンオーバーが得点に結びついていることを考えると、パッカーズのディフェンス陣を評価しないわけにはいかないでしょうね。

このゲームのオープニング・セレモニーでは、ドラマ「Glee」でレイチェル役を演じるリー・ミシェルが「America the Beautiful」を歌い、続いてクリスティーナ・アギレラが米国国歌を独唱しました。アギレラは途中で歌詞を間違えたらしく、一瞬「しまった!」という表情を見せましたね。ハーフタイムショーは例年渋めなキャスティングでしたが、今年は意外にもブラック・アイド・ピーズでした。パフォーマンスとしては見応えがありましたが、この広いインドアスタジアムでは音に合わせるのは難しそうでした。