【すみだストリートジャズフェスティバル】Patrick Charles Makandal Group

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Bobby Moses: Patrick Charles Makandal Group

すみだストリートジャズフェスティバルで、錦糸公園でのPatrick Charles Makandal Groupのライブを。プロフィールだけ見て気になったバンドだったが、ラテン系かつヒップホップを意識した音に浸れた。

AsaxとSsax、Flの持ち替えとVnがメロディ。saxは音色がとてもソリッドで、音色で聴かせてくれる。アルトのフラジオが抜けなかったのは残念だが、ソプラノの太い音は存在感十分だった。vnはボーカルもこなし、こちらも派手な早弾きなどはないかわりに、ウクレレかと思わせるようなピチカートのソロやグリッサンドを多様したソロなど、ジャズらしい音だった。僕も昔はフュージョンやロックでヴァイオリンを弾いていたこともあるので、その意味でも懐かしかった。

ベースは柔らかなフィンガリングで、ソロも高音をメロディアスに奏でる僕好み。Gtはちょっと粗かったが音が是方博邦っぽくてハマる。percティンバレスの見せ場がなくて残念だったが、バンマスのdsはソロの途中でおもむろにペットボトルの水をかぶるなど大御所感満載。

そして何と言っても、日本人のkeyが素晴らしい。ピッチベンドを使った泣きのシンセを聴かせながらも、左手はエレピで淡々とバッキングする姿は衝撃的ですらあった。ふらっと寄ったにしては、儲けものという感じのステージだった。暑かったので、ラムネのかき氷が心地よかった。