【TOKYO JAZZ】9/1 Day-session

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NHKホールで東京ジャズフェスティバル(TOKYO JAZZ)の日曜日デイセッションに参戦、まずはチャールス・ロイドから。アンプに過度に頼らない生に近い音で、dsもシンバルの少ないシンプルなセット。メロディというより音色を聴かせてくれる演奏で、この音に満ちた空間を共有していることが満足感につながっていた。ロイドはtsとflの持ち替えで、特にflが音にならない息の量が限りなく小さく、とてもクリアだったことが印象的だった。

続くカマシ・ワシントンは、圧倒的な音量の中をツインdsが駆け巡る。ただ、カマシのtsはピアニシモでも味があり、タンギングの歯切れが絶妙で音の輪郭がくっきりしている。dsはロイドのセットと比べてシンバルは4倍あり、フットペダルで音階を刻んでいるかのようにメロディアス。素晴らしかったのはbで、ストロークボウイングまで交えたソロは聞き応えがあり、4ビートを4倍速にしたようなグルーヴ感が伝わってきた。

周囲にマナーの悪いオーディエンスが多かったのは残念だが、演奏自体には100%満足できた。