【人事の話】怪しい電話

人事部には、ときどき怪しい電話がかかってきます。そんな中でも、僕が受けてしまった飛び切り怪しいケースをふたつご紹介してみましょう。

ひとつはお客様からの電話で、コールセンターにかけてオペレーターを指名したけど断られたとのことで人事部長の席にかかってきた。部長は日本語より英語の方が理解の早い人なので、たまたま近くにいた僕が話すことに。返済についての話がこじれているらしいんだけど、最初に名乗ったのと最後では苗字が違うんだ。同じ漢字で書ける苗字だけど、たぶん意図的に読み方を変えたみたい。言ってる内容も「いちゃもん」みたいなものなので、コールセンターから折り返すことにして担当に連絡してみると、クレームの常連さんだって!

もうひとつは英語の電話で、イラついた感じの声でファイナンスのマネージャーにつなげという。よく聞いてみると、自分は本社のサンディだという。普通、僕の会社では「本社」なんて言わないし、かけたい相手の電話番号がわからなくて人事にかけてくるはずがない。「転送できない」と言うと、何故だとか、上司は誰だとか脅しをかけてくるんだけど、最後まで応じなかったら捨て台詞を残して切れた。たぶん、これファイナンス狙いのヘッドハンターです・・・