Sleepless in Brooklyn

待っていた[Alexandros]の新譜「Sleepless in Brooklyn」が、今日発売になりました。これまでしばらく続いていた売れセン狙いのキャッチー路線が薄まり、初期の[Champagne]のような正統派のロックンロールに回帰した感じの第一印象です。シングルになっている曲も多いけれど、それぞれが過剰に主張することなくアルバムとしての完成度を高めています。

#4「I Don't Believe in You」から#5「ハナウタ」への流れや、ラストのアンコールトラックとして収録されている「SNOW SOUND」と「明日、また」もとても自然に耳に入ってきますね。売れセンから自分たちのやりたい音楽にたどり着いたという意味ではThe Beatlesの「Revolver」か「Rubber Soul」に、アルバム全体をひとつの作品と見た時の完成度という意味ではTOTOの「Isolation」かChicagoの「Chicago 17」のような位置づけなのかもしれません。

これからカウントダウン・ジャパンに向けて聴き込んでゆこうと思いますが、ライブ向きの楽曲が多いだけに、「City」や「Cat 2」「Waitress, Waitress」のようなライブの定番が置き換わってしまうような気がしています。