Amazonプライムビデオで見た「ビッグ・リトル・ライズ」は、ニコール・キッドマンとリース・ウィザースプーンのダブル主演で話題を呼び、エミー賞も受賞したドラマ作品。殺人事件が起きたことは冒頭からわかっていながら、時系列を入れ替えて被害者が誰なのかを最終話まで明かさないという独特な展開のサスペンスです。
ニコール・キッドマンのエロチックなシーンも印象的ですが、それ以上に心理描写が秀逸。特に登場人物の大多数が「嫌なヤツ」として描かれているので、誰が殺されてもおかしくないと思わせる作りこみがすごいのです。舞台はサンフランシスコ郊外のモントレー。リゾートとして人気の観光地でもありますが、そんなエリアに住む鼻持ちならない金持ちが繰り広げる派閥争いを見ると、日本も米国も大差ないように思えました。
シーズン2もすでに決定しており、メリル・ストリープの出演も公表されています。より群像劇の要素を強めそうな予感がしますが、それはそれで世界観を膨らませてくれそうですね。子役は成長してしまうので、どう演じてくれるのかが気になります。
