今年の箱根駅伝は、青山学院大学の4連覇で終わった。往路こそ東洋大に譲ったが、それも復路に絶対的な自信があったからだろう。6区の山下りは小野田というエキスパートがいるし、下田も控えている。そこに林という秘密兵器まで持っていたのだから、並大抵の層の厚さではない。
順天堂大がエース塩尻の不調で失速し、駒大も5区と7区で順位を落とした。その意味では、全員がある程度計算の範囲内で走ることは相当に難しいのだろう。青学は大崩れしないし、絶対的なエースがいないことでバランスが取れているともいえる。そこが青学の強みということなのだと思う。