【テニス】ホップマンカップ

テニスのホップマンカップは、男子シングルス/女子シングルス/ミックスダブルスで戦われる国別対抗のエキシビションマッチ。今回は日本から大坂なおみ杉田祐一が参戦している。ラウンドロビンの初戦は、フェデラーとベンチッチのスイスと対戦した。

杉田はフェデラーに善戦。目の覚めるようなウィナーを連発したのもよかったが、何よりも見ていてうれしかったのは、フェデラーに決められたジャンピングスマッシュをお返しして満員のスタンドから喝采を受けたこと。エキシビションマッチなのだから、このくらいやってくれないと、存在価値を示せない。パフォーマンスの苦手な日本人が多い中、胸のすくようなプレーだった。

大坂は先にブレークしながら、すぐにブレークバックを許してしまい、そのまま流れを掴めずに敗れた。印象に残るスーパープレイの数はベンチッチより多かったのだが、アンフォーストエラーを要所で犯してしまい、サービスゲームを楽に取り切れなかったことが大きかった。プレーが始まってもスタンドがざわついていて、移動している人も多かったようなので、大坂が気にしてしまったようにも見えた。

ミックスダブルスを前に初戦の敗戦は決まってしまったが、ラウンドロビンの残る2試合はチャンスもあるだけに期待したいところだ。