林、清本、松本と攻撃陣に負傷者が多く出る中、三平までも欠場してしまった大分は、サブにFWがいないという緊急事態となった。吉平や大津のコンディションは不明だが、あえて入れなかったのは前節の勝利をなぞろうとしたからかもしれない。しかし、二番煎じは通じなかった。先制された時点で、この日のゲームプランは根底から崩れ去ってしまったのだ。
このような状況で、3-4-3にこだわる必要があったのだろうか。林、三平、後藤の3人だったからこそ機能していたのだが、林が欠けても伊佐や小手川が何とか補えていた。しかし、2枚欠けてしまったら、もうどうしようもない。攻めの駒が不足する中、ミッドウィークにも試合があるのは本当に辛いところだろう。
大分 1－3 京都（得点：小手川／小屋松、闘莉王、岩崎）
＜ＧＫ＞
上福元 :6 3失点も大きなミスはなし
＜ＤＦ＞
鈴木義 :5.5 やや軽いプレー
竹内 :5.5 マークにズレ
＜ＭＦ＞
＜ＦＷ＞
後藤 :5.5 思うようにプレーできず
小手川 :6.5 前線でアクセントになり1ゴール
伊佐 :5 気合いが空回り
＜ＳＵＢ＞
坂井大 :6 スキル不足もチャンス作る
伊佐 :5 気合いが空回り
＜ＳＵＢ＞
國分 :6 サイドの活性化には貢献
黒木 :5.5 信頼勝ち得ていないか
＜監督＞
片野坂 :5 限られたカードで苦労
片野坂 :5 限られたカードで苦労
ミッドウィークに松本山雅をホームに迎えた後、日曜日には岐阜のアウェイだ。どちらも現時点では下位のチームだが、なかなかに難敵。攻撃の駒が決定的に足りない中では、ラッキーボーイの登場が望まれる。川西か國分か、あるいは吉平か大津あたりでもよいのだが…
