大分のサブを見ると、伊佐を除いては攻撃で流れを変えられる選手がいない。スタメンのサイドハーフも岩田と山岸というサイドバックができる選手であることも合わせて考えると、「早目に先制して守り切る」ゲームプランとしか思えなかった。そして、開始５分に鈴木義がCKからの流れで先制ゴールを決めると、完全に大分のゲームプラン通りに展開した。
湘南がハーフタイムの2枚替えで流れを変え、ジネイが何度もゴールに迫る。しかし大分も三平が惜しいシュートを放ち、上福元と秋元の際どいセーブが繰り返される。そして80分にディフェンスに強い姫野が投入されたときに、大分の勝利を確信した。終盤のキープは今一つだったが、時間を使おうという意識は明らかに共有されていた。
湘南 0－1 大分（得点：鈴木義）
＜ＧＫ＞
上福元 :7 ファインセーブ連発
＜ＤＦ＞
鈴木義 :6.5 値千金のゴール
竹内 :6 破綻なくDFまとめる
福森 :6.5 復帰後はDFラインが安定
＜ＭＦ＞
＜ＦＷ＞
後藤 :6.5 終盤はトップの位置で奮闘
小手川 :6 シャドーを無難にこなす
三平 :6.5 惜しいシュート連発
＜ＳＵＢ＞
姫野 :6 守るメッセージの投入
三平 :6.5 惜しいシュート連発
＜ＳＵＢ＞
伊佐 :5.5 効果的な仕事できず
黒木 :5.5 無難なプレー
＜監督＞
片野坂 :7 ゲームプランが的中
片野坂 :7 ゲームプランが的中
難敵であるはずの湘南に快勝したことは、間違いなく選手たちの自信になったことだろう。次節はホームに京都を迎えるが、もう少し攻撃的なゲームプランにして、攻めて勝つ試合を見せてもらおう。FWが点を取ることも重要だ。
