「民話の里」遠野で一番この土地らしさのあるスポットは、カッパ淵でしょう。この土地には、カッパが馬を小川に引きずり込もうとして逆に陸に引き上げられてしまい、「もういたずらはしない」と約束して許してもらったという民話が伝えられています。
常堅寺の境内にはカッパの姿をした狛犬がそなえられ、裏手の小川はカッパ淵と呼ばれてカッパを祀る祠があります。母乳の出をよくするために、母親がお参りするそうですよ。カッパ淵は、とてもきれいな清流ですが、流れが速いので足を取られたら大変ですね。夕方のカッパ淵は妖艶な雰囲気で、まさにマジックアワーでした。
遠野市では「カッパ捕獲許可証」なるものを発行していて、きゅうりを吊るした釣り竿を借りて、これでカッパを釣るということのようです。宿泊施設などでも販売されているので、観光の記念にはよさそうです。
