【マラガ旅行記】ヒブラルファロ城~アルカサバ

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帰国日は飛行機が夕方だったので、午前中はマラガの歴史遺産を歩いてめぐります。まずは、山の上にあるヒブラルファロ城へ。ここはスペインがイスラム教徒に占領されていた時代に築かれた城塞です。30分ほどのハイクで博物館のある山頂の城に着きますが、途中の展望スペースからは闘牛場も見渡せました。

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そしていったん山を下りて、アルカサバに入場します。こちらもイスラム文化の建造物ですが、ミニ・アルハンブラと呼ばれるように庭園もあり、アラビア風のデザインがエキゾチックな雰囲気でした。思ったよりも本格的で、マラガの歴史を感じさせてくれました。スペインからはジブラルタル海峡を挟んですぐアフリカが見えるので、レコンキスタが実感を持って思い出されますよ。

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そしてアルカサバの脇には、ローマ劇場跡があります。リヨンでも見ましたが、こちらの方が保存状態がよく、余計な手を加えていない状況でした。ローマ文化とイスラム文化が隣り合わせにあることも、いろいろな意味で興味深いですよね。もともとはフェニキア人が作った都市だというマラガは、昔からグローバルな環境にあったからこそ、民族や宗教の衝突する場所だったのでしょう。