【愛媛-大分】流れを変えた10番

前半を見る限り、シーズン序盤の大分に戻ってしまっていた。パスをつないでポゼッションを上げているうちに、相手が守備が揃ってしまって得点のチャンスがなくなる。そんなサッカーだった。ラドンチッチが加入してからの戦術でもないし、前節のようにショートカウンターからのチャンスも望めなかった。

しかし、田坂和昭も気づいていた。ハーフタイムで木島を下げ、ラドンチッチを投入する。これで完全に流れが変わった。西と後藤の投入も、展開からは頷ける。ストレスの少ないゲーム内容だったといえよう。


愛媛 1-2 大分(得点:河原/ラドンチッチ、為田)

<GK>
武田  :6  セットプレーの守備に不安も

<DF>
土岐田 :6  攻撃面ではやや不満
高木  :6  ラインを下げ過ぎにも見える
若狭  :5.5 動き過ぎか
安川  :5.5 パス精度低い

<MF>
為田  :6.5 決勝ゴールを評価
伊藤  :5  今日はミスが多かった
松本昌 :5.5 プレーの選択を間違っている
木島  :5.5 中央で見たいが

<FW>
風間  :6  プレーが強引な面も
林   :5.5 確度が低いプレーが多い

<SUB>
ラドンチッチ:7 流れを変えた
西   :6  難しい起用法にも対応
後藤  :評価なし

<監督>
田坂  :6  交代カードは正しいがスタメン選択が謎

これで大分はアウェイ2勝目。上位も見えてきたが、湘南と松本は遠いだけに、プレーオフ圏内を維持することが重要だ。順位は少しバラけてきた感があるだけに、ここでしっかりと勝ち点を積み上げておきたい。