【大分-C大阪】トリニータ降格確定

試合について語るべきポイントは多くない。序盤に森島が絶好のチャンスで、相手に渡るパスを出してしまったシーンがすべてだった。今季の大分に一番欠けていた「連携」は今日もまったく見られず、松原のようにパスが通らないから無理に自分で打つ場面も目立った。

これで大分トリニータは、来季のJ2降格確定。ずっと「死に体」状態だったので、早くはっきりしてくれたことは前向きに捉えられる。ただ、クラブにはゴール裏の声がサポーターの総意だと勘違いしてほしくない。「昇格させてくれてありがとう」は、昇格した時点でもう帳消しだ。そんな遺産でいつまでも食っていけるプロなどいない。ツイッターではゴール裏の声をきれいにまとめたものが拡散しているが、「そんな意見もある」という以上の何物でもない。ちなみに、仮に大分が来季も同じ監督で行くとすれば、僕は大分のサポートをやめると思う。

今季の最大の失敗はDFの強化だが、どんな戦力でも1勝しかできないのは監督の責任と言うしかないだろう。これで、残り3つのホームゲームはどうなるのだろう。そして来季の財政状態を支えるシーズンチケットの販売も、かなり苦労するはずだ。来季、いやチーム存続に向けた動きはすぐに始めるべきだ。