【東アジアカップ】オーストラリアを撃破

東アジアカップは、韓国も中国と引き分けて大混戦の様相。そんな中、サムライブルーは若い前線のタレントが活躍して、オーストラリアを撃破した。先制点となった斎藤学のゴールは、ドリブルからファイサイドのネットを狙ったスキルフルなものだった。記憶が定かでないのだが、確かメキシコとの試合で森島寛晃が決めたゴールによく似ていた。そして大迫の2ゴールは、どちらも前線の複数の選手の連携でチャンスメイクしたもの。これまでのザッケローニ体制で見られなかった点なので、これは大きな収穫と言えるだろう。

しかし、守備は相変わらずだ。前に出過ぎてスペースを突かれてしまうのは、吉田麻也も槙野も同じ。千葉がもっと安定しているのならよかったが、そうでない中での鈴木のプレーは軽率だった。高橋のカバーがよければという気もするが、それはあくまで結果論だ。

これで首位に立ったとはいえ、一日休みの多い韓国との一戦に敗れれば元も子もない。柿谷は出てくるだろうが、前線の組み合わせをどうするのか。そして、失点続きのDFラインに誰を起用するのか。宿敵韓国が相手でもあり、タイトルのかかった試合でもある。勝ちに行かなければならない。