【湘南-大分】J1では戦えない

今日の雨は「平塚には行くな」という啓示だったのかもしれない。平塚に向かって出発したものの、雨は夜からという天気予報を信じて雨具を持たなかったため、横浜で寄り道している間にびしょ濡れになってしまい、平塚行きは断念したのだった。

今日は選手の採点や寸評という次元の内容ではない。まともに戦えていたのは森島だけで、ロドリゴ・マンシャも高木も松本怜も期待してはいけないのだと悟ることができた。雨だから高松と森島の2トップは定石だ。しかし、サイドからクロスが入らなければチャンスは生まれない。高木や阪田からのフィードはほとんど相手に拾われ、相変わらずビルドアップができない。ロドリゴ・マンシャまでが安易にボールを下げてしまい、相手のプレッシャーを避けようという動きばかりが目立った。

大分トリニータの監督である田坂和明は、どんな練習をやっているのだろうか。走らせて、プレッシャーのない中でボールを回すことしかしていないとしか思えない。守備も攻撃も形がなく、FWに守備、DFに攻撃を求める。情報統制を気にして、練習試合の選手起用や内容を後悔しないようにサポーターに要請する。何がしたいのか。それで勝てるのか。結果も内容も伴わない以上、自ら責任を取る潔さはあるのだろうか。今の選手起用では、三平と石神の穴すら埋め切れていない。これで「J1で戦える」と思っていたサポーターは、自分も含めて愚かだったのだ。