【J1昇格プレーオフ】大分が森島4ゴールで快勝

山形戦のよい出来が再現され、大分が非の打ち所のないゲーム内容で京都を下した。守備では素早く寄せては複数で囲み、ボールを奪取する。奪うんだという意気込みが感じられて、それが結果にもつながったことは間違いない。森島が生涯初のハットトリックを通り越して4得点。しかもセットプレーからの直接ゴールもあり、このノリは維持して欲しい。

気になるのは永芳くらいか。彼は運動量とポジショニングは素晴らしいのだが、そこからのシュートやキープのところでまったく貢献できていない。ただ、彼を先発で起用できるおかげで、村井をフィニッシャーとして使える。リードした展開では非常に心強いのだが、逆にビハインドを負っている場合には交代カードの切り方は悩みどころになりそうだ。

京都 0-4 大分(得点:森島4)

<GK>
丹野 :6.5 ミスなく安定

<DF>
土岐田:6  攻守に貢献
阪田 :7  前に出る守備が開花か
安川 :6  タイミングよいサポート

<MF>
三平 :6.5 寄せの早さと切り替え
丸谷 :6  守備は完璧も攻撃面では物足りない
宮沢 :6.5 アンカーとして機能
永芳 :5.5 ポジショニングよいがスキル不足
チェ :6.5 左サイドで起点に

<FW>
木島 :6.5 果敢なチェイシング
森島 :8  今日は文句なし

<SUB>
石神 :5.5 守備に徹す
村井 :6  運動量でサブの役割
林  :6.5 ベテランらしいキープ

<監督>
田坂 :7.5 戦術とモチベーションの徹底

決勝は、期待通り千葉と11/23(金)に国立霞ヶ丘競技場だ。4年前にナビスコカップを獲得したスタジアムで、J1への復帰を決めることができるか。もう今の千葉には、苦手意識はないはずだ。今日のプレーができれば、何も問題はない。