【U-20女子ワールドカップ】ドイツに完敗

U-20日本女子はドイツに0-3と完敗した。確かに失点は不運なものだったようにも見えるが、同じような形でやられてしまったことも事実。後半は一見五分のようだが、中盤をまったく押し上げられていなかったのは、ドイツの寄せの速さと守備の連携のせい。そのあたりは、選手が一番実感しているはずだ。

選手交代にも疑問がある。横山、西川、道上を同時にピッチに配置したものの、機能していたのは右サイドで体を張った西川だけ。田中陽子を外した中盤でパスの出し手は猶本が務めたものの、出し所が限定されてしまい、出すタイミングもことごとく遅かった。この展開ならば、せめて1点を取ることが選手にとっても観客にとっても大事なのに、バランスを崩すリスクも取れなかった。

3位決定戦は、ナイジェリアと中3日で戦う。疲労も溜まっている中、ロンドンオリンピック男子サッカーのように「このチームの最終戦を楽しもう」などと甘いことを言っていると、結果はついてこないだろう。ドイツにサッカーをさせてもらえなかった悔しさを、次にぶつけて欲しいところだ。