これまで内容が伴わないまま結果だけ残してきた大分トリニータにとって、その逆がいつ訪れたとしても不思議ではない。今日の富山戦では、攻守ともに非常によい連携ができていたが、セットプレーから一番警戒すべき福田にヘッドを決められてしまう。これがサッカーだと思うしか、仕方ないだろう。
高温多湿に加え、ドームの屋根を閉めてのゲームということで、選手にとって90分間のペース配分は難しかったことだろう。こんな試合を前にスタミナが身上のイ・ドンミョンが戦列を離れてしまったことは痛かった。次節は三平と村井がサスペンションなので、さらに難しい戦いになるはずだ。
大分 1-1 富山(得点:三平/福田)
<GK>
清水 :6 全般的には安定
<DF>
土岐田:6 抜かれた時のファウルは相変わらず
阪田 :6.5 巧妙なラインコントロール
安川 :5.5 失点時の対処は残念
<MF>
三平 :6.5 スペース活かし貢献
為田 :6 スキルつけばブレイクの予感
宮沢 :6 広いプレーエリア
石神 :6 セットプレーで真価発揮
<FW>
西 :5 ポストとの連携悪い
森島 :5.5 シュートに精度欠く
村井 :5.5 プレーに迷いあり
<SUB>
高松 :6 惜しい場面も
チェ :5.5 上り調子も結果出せず
<監督>
田坂 :6 内容は充実も結果につながらず
上位の混戦は熾烈になってきた。7/15の湘南戦が次のヤマだが、油断すると草津に足元をすくわれかねない。石神のプレースキックは大きな武器なので、状況次第でリスクを最小化する戦い方をすることも可能だろう。