【EURO 2012】スペイン狙ってPK勝ち

トーナメントに入ったEURO 2012は、負けない戦い方をするチームが多くなってきた。リスクを犯さずに、少ないチャンスをものにしようというスタンスだ。イタリアとイングランドの準々決勝もその中の1試合だが、ピルロのチップキックが流れを変えたと評判になっている。そして、今朝のスペイン-ポルトガルのイベリアダービーもまた、PK戦にもつれこんだ。

後半の終盤には、かなり点を取りに行った両チームだったが、延長に入ってからは「負けない」展開を選択していたように思う。特に、スペインにそれは顕著だった。スペインのGKは聖カシージャスの異名をとるイケル・カシージャスPK戦なら勝てると、デルボスケは考えていたはずだ。

しかし、PK戦の1人目、セットプレーが得意なシャビ・アロンソーが外してしまう。それでも、ポルトガルの1人目をカシージャスが止め、これで流れは決まった。ポルトガルは、エースのクリスティアーノ・ロナウドを5人目に用意しながら、その前にセスクが決めてしまったので、クリスティアーノ・ロナウドは蹴る機会にすら恵まれなかった。

僕の予想では、決勝はドイツ-スペインの再戦。そして、期待としては、フェルナンド・トーレスの決勝点でスペインに勝ってもらいたい。