【アイスホッケー】NHLオールスター

NHLのオールスターゲームは、キャプテンに指名されたアルフレッドソンとチャラのふたりが、それぞれチームメンバーを指名する形で結成された「チーム・アルフレッドソン」と「チーム・チャラ」の対戦という形で行われました。このため、所属チームが同じでも、敵味方に分かれて戦う選手もいましたね。

例年、NHLオールスターは顔見世興行的な要素が強く、アイスホッケー本来の面白さがあまり感じられないように思っていました。事実、ディフェンスが甘いので、激しい攻防というわけにはいかないのですが、思った以上に選手の連携は素晴らしいものがありました。12-9でチーム・チャラが勝った中味としては、MVPを獲得したガボリクの秀逸なパック・コントロールが印象的です。ディフェンスが甘い中、受けたパックを思い通りのコースで打ち込んでおり、ハットトリックを達成していました。

しかし、それ以上に素晴らしかったのはホッサです。縦に転がってしまう状態のパックを落ち着けて、コースを狙ったシュートを決めたところはさすが。ガボリクとのコンビネーションも冴え、影のMVPと言える大活躍でした。アジアリーグでも、このくらい落ち着いたプレーを見たいものですね。