【大宮-名古屋】大分出身選手の躍動

取引先からいただいた招待券が回ってきたので、大宮のNACK5スタジアムまで出掛けてきました。大宮も名古屋もひいきのチームではないけれど、NTT関東の頃のスタイルは嫌いではなかったし、このスタジアムは大宮公園球技場時代以来だったので、興味がありました。かつて大分トリニータがJ1昇格を決めた、縁のあるスタジアムなのです。

試合は名古屋が藤本のCKから闘莉王のヘッドであっさり先制し、その後も圧倒的な攻撃力を見せつけます。しかしカウンターから一瞬の隙をついて東が同点ゴール。さらにその直後にラファエルのゴールで大宮がゲームをひっくり返しました。ラファエルは、柔らかいボールタッチと相手のコースを予測したドリブルや位置取りが印象的なプレーヤーです。

感情を隠そうともしないストイコビッチ監督が永井と金崎を投入すると、再び流れは名古屋に。金崎のアシストから玉田が同点ゴールを決めれば、ケネディを押さえた深谷がPKを取られ、一度蹴り直しになりながらもケネディがこれを決めて3-2で名古屋の勝利です。

ラファエルと阿部のマッチアップも見応えがあったし、タッチラインを割るとしか思えなかったルーズボールを猛然と追いかけた永井が圧倒的なスピードで追いついてしまったシーンもおそらく忘れられないでしょう。大分サポーターの僕としては、ハーフタイムで引き上げる大宮の東に、名古屋のサブだった金崎が走り寄って言葉を交わしていたのが微笑ましかった! U-22代表でも同室だったようなので、いろいろと気になることがあったのでしょうね。

そして、もうひとり僕の印象に強く残った選手がいます。それは、名古屋のサブGKだった「弁慶」こと高木義成。コーチのように控え選手にアップの指示を出したり、ピッチの中に声をかけたりと隠れた貢献を随所で見せていました。こういうベテランがいるチームが強いですね。