【トリニータ】シーズン終了

序盤戦こそ上位争いに絡んだ大分トリニータでしたが、結果は勝ち点41で15位となりました。今年の総括を一言でまとめると「韓国シフトの失敗」だったと思います。チーム創成期には韓国人監督や選手が基盤を作ってくれた事実は認めますが、今回はうまくいきませんでしたね。

監督(だけ)にお金をかけるという戦術もあったはずですが、ポポヴィッチとは契約せずに経営責任の一端を担う皇甫官を起用し、外国人枠も韓国勢で埋めました。その結果、必ずしも実績を挙げていなくても使われることが、前半戦には目立ちました。このあたりは、「経営状態から1年でJ1に戻れる可能性がほとんどないにも関わらず、サポーターにはそうは言えなかった」のではないかと思います。クラブの中途半端なスタンスが結局自分たちの首を絞めたわけですが、それもこれも経営責任であることには間違いありません。

1年間コンスタントに貢献したのは菊地くらいですが、苦しいときに下川、藤田、宮沢といったベテランが頑張り、東、井上、刀根、清水も成長しました。来季は菊地、藤田、東あたりは流出必至ではありますが、それも地方クラブの宿命です。朴が選ぶMVPは菊地、印象に残ったMIPは井上です。

来季は「まずは守れる」チームをベースに作り、絶対的に点が取れるFWをブラジルか東欧あたりから連れてきて欲しいと思います。そのためには、監督の役割は重要。若い選手で固めてしまい、監督にお金を使ってみても良いと思っています。

選手&サポーターの皆さん、1シーズンお疲れさまでした!