【スーパーボウル】セインツ初制覇

今年のスーパーボウルは、ペイトン・マニング率いるインディアナポリス・コルツとハリケーンカトリーナからの復興を象徴するかのようなニューオーリンズ・セインツの一戦となりました。1Qがはじまって最初のパスから、いきなりもうマニングの本領が発揮され、さらにコルツが先制すると一気に行ってしまいそうな予感が漂います。

ところが、この日のコルツは守備陣が不調。縦への思い切りの良さは見せるものの、横に振られると結構もろいところがありました。3Q開始早々に、QBブリーズが選択したパスからスクリーンがハマってセインツがタッチダウン。コルツも、3年前のスーパーボウルでも活躍したRBアダイが華麗なステップでお返しします。

流れを分けたのは、4QにセインツがTEショッキーのタッチダウンの後に2ポイント・コンバージョンを狙ったこと。際どいプレーでしたが、いったんは得点が認められなかったものの、チャレンジが成功してこれで7点差。焦りの生まれたコルツは、マニングのパスがCBポーターにインターセプトからタッチダウンを許し、ついにセインツの初優勝が決まりました。セインツは地道にやるべきことを積み重ねた印象で、頭と戦術で勝ったように思いました。

ハーフタイムショーはザ・フー。正直なところもうヨレヨレですが、ドラマシリーズ「CSI」でもおなじみの曲でマイアミのサンライフ・スタジアムを盛り上げました。NHKで見る限り、3年前のプリンスのように音声と映像がズレていましたね。広いスタジアムでは、なかなか音声をスタンドに同時に到達させることが難しいとは思いますが…