【ターミネーター4】練られたストーリー

ケアンズからの帰りにジェットスター航空のビデオ・オン・デマンドで観たのが、この「ターミネーター4」でした。あまり期待せずに見たのですが、これが意外なほどにストーリーがしっかりしていて、十分ドラマとしても見ることができるくらいの仕上がりになっています。前作までの流れはよく覚えていなかったけれど、過去や未来とのつながりはこの作品だけを見ても違和感がないくらいには理解できました。

役者陣では、言葉を発することができない少女を演じたジェイダグレイス・ベリーの目と表情だけで訴えかける演技力には、完全に脱帽させられます。アーノルド・シュワルツェネッガーの若い頃の顔がCGで合成されているのはある意味笑えますが、自分の顔を消されてしまったローランド・キッキンガーにとっては酷い扱いですよね…

興行成績は芳しくなかったようだけど、それはアクションにもドラマにもSFにも徹することができなかった中途半端さのツケなのでしょうか。僕にとっては、こういう作品は嫌いではないのですが。

http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id331380/