【ブラッディ・マンデイ】キャストには目をつぶって

あらすじを読んでもよくわからなかった内容は、初回放送を見ても相変わらず理解できませんでした。伏線を張っているように見えるところも多いけれど、果たして本当にそこまで凝って作ってくれているのかどうかは謎です。

ゴールデンタイムのドラマにしてはキャスティングが地味なのは、三浦春馬を食わないようにしていたのか、あるいは単に予算の問題か… 若手が主演の際にはありがちな「大物が脇を固める」こともないため、政府の危機管理チームの会合がなんと重みのないことか。吉沢悠が情報分析官のチーフという役柄にも無理があるし、居並ぶ官房長官をはじめとする政府高官もまったくそれっぽくないですね。

期待しているのは、国際テロ担当捜査官を演じる芦名星。「スワンの馬鹿」では、いまいち馴染みきれないマドンナ役が窮屈そうに見えた彼女は、第1話では勝ち気な性格の捜査官を意外なまでに好演していました。

ロシアに端を発する国際テロという重厚なテーマを扱うにしては、期待半分興味半分というところですが、キャスティングの軽さに目をつぶって今後の展開を待ちたいと思います。主演の三浦春馬は、難しい役どころをうまくこなしているので、期待しましょう。

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